はないたちの夜page5
- 1 :おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/05(土) 00:39:46 ID:JnfNZlq6
-
この作品はフィクションです。
実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません。
- 179 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:00:09 ID:???
- 今殴り合いになったら負けるな
- 180 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:00:33 ID:???
- 「ただそれには一つ障害があった。それが近頃手に負えなくなりつつある組織のNo,2鈍堕華の存在だ。
華鼬と同盟を結ぼうとしたのは彼を抑え込む為でもあったのでしょう。
聞くところによると彼は彼で座玖屋ファミリーとは異なる独自の組織を築いているとか。
放っておけばいつか本家より強大な力を持つようになってしまうかもしれない。
いや、そうなることをあなたは確信していたはずです」
言い終えて、一旦座玖屋のリアクションを待つ。
僕が座玖屋の返事を待っていると、それを察したらしく
座玖屋は少し言葉を選ぶように間を置いてからぽつりと言った。
「……要領を得ませんな」
なにがじゃ。
そんなはずがない。
わかっているのにわからないフリをするのはただの思考停止で何の解決にもならない。
この状況で時間を稼ぐ意味もない。
人間、本当に痛いところをつかれるとこのようにわけのわからない誤魔化し方をしてしまうものである。
どうやら僕の考えは当たりのようだ。さすが僕。
「あなたは鈍堕華を恐れているのでしょう?」
「そう見えますか」
座玖屋は否定も肯定もしない。
それだけで僕には充分な答えだった。
- 181 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:02:16 ID:???
- これ今枕元に隠してある銃とかで九州撃ったら解決しちまわないか
- 182 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:02:41 ID:???
- なにがじゃ。がいいなぁ
- 183 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:03:26 ID:???
- 「失礼ですがあなた達家族の事情は大体調べさせてもらってます。
彼はあなたの息子には違いないが、座玖屋の姓を名乗ってはいない」
「仰る通りです。隠す気はありませんのでそう遠まわしな言い方をされなくても結構です」
つまり愛人の子である、と座玖屋は暗に認めた。
まぁ本当に隠す気もなかったのだろうし、その辺の事情は興味がないので深く追及する気もない。
「彼があなたを憎んでいるのは傍から見ていても明白だ。
それこそ命を奪いかねないほどに。
それにあなたも彼もこんな家業の人間だ。
何かがあって身内同士で命のやりとりになることなんて良くある話です」
再び一旦区切って座玖屋の反応を待ってみたが、返事はない。
特に焦った様子もなかったが、座玖屋の表情にはいつもの癇に障る笑みが浮かぶ気配もなかった。
- 184 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:03:41 ID:???
- やっぱ華イタチにドンダケを討たせたいからそれはないかな
- 185 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:05:17 ID:???
- ホントは誰の寝首を掻きたいのかこのオヤジは
- 186 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:06:51 ID:???
- 「まず、従順で扱いやすいきらたまを跡目に据える。
その上で華鼬と同盟を結ぶ。当然鈍堕華は反発する。
が、同盟はもう結んでしまったのだから、彼も表立って仕掛けるのは上手くないと考えるでしょう。
彼も“この街に似たような組織は二つも要らない”と思っているのでしょうが
彼は華鼬という組織自体を毛嫌いしているようなのでトップである僕やノワを殺して
華鼬を乗っ取る、という考えはしていないかもしれませんね。
もっと言えば、彼は自分がこの街のトップに立とうとしているように思えます。
どの組織のトップとしてかはわかりませんが……とにかく、彼はこのまま大人しく引き下がるタマではない。
華鼬と同盟を結ぼうが結ぶまいが、独立した自分の組織を率いて本家を潰しにかかるのは時間の問題だ。
そうなってしまえば後は生き残りをかけて潰し合うだけです。
……仮に今、鈍堕華派によるクーデターが起きたとして、我々と彼の組織、どちらが勝つと思いますか」
最後にはっきりと問いかけてみたが、
ただ刺すような目で僕を見るばかりで座玖屋は答えなかった。
「こちらとしては鈍堕華が仕掛けてくるというのなら放っておくわけにはいかない。
刺客も送られてきましたし」
あれが鈍堕華の手先だという証拠はないのだけど。
- 187 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:08:09 ID:???
- どんだけ派の勢力が不明だな
この頃の華鼬ってまだそんなにはデカくないのかな
- 188 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:09:42 ID:???
- 「あなたは先程きらたまのことを高く評価しているようでしたが……まぁそれが本気かどうか
今は置いておきましょう。ただ同盟を結んだばかりでスムーズに連携が取れるとは言い難い。
そちら側は彼女ではまともに指揮出来ないでしょう。そうなると抗争になった場合、
我々華鼬が主導権を握ることになる。当然鈍堕華も本家の当主より僕やノワを狙うでしょうね。
もし同盟を結んでいなければ鈍堕華派と抗争になった場合、
仮に鈍堕華派を潰しても本家も大ダメージを受けることになる。
そうなったら華鼬が漁夫の利を狙ってくるかもしれない。
そんなボロボロの状態で華鼬に勝てるわけがないことは火を見るより明らかだ。
だからあなたは鈍堕華がクーデターを起こす前に同盟を結んでしまう必要があった。
その為きらたまに跡目を譲らざるを得なかったんです。
もしあなたが引退していなければ華鼬は座玖屋ファミリーと同盟を結びはしなかったでしょうね。
はっきり言いますがあなたが相手では少々やりにくい。
きらたまが頭ならこちらがそっちを乗っ取るのことも容易いと思いましたから。
そしてこっちがそう考えることもあなたの読み通りだったはず」
ノワはその辺わかってるんだかわかってないんだか微妙なところだが、
あいつもあれでアホに見えてアホだけどそこまでアホじゃない。アホだが。
- 189 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:09:44 ID:???
- わりと力関係とか忘れてしまった
- 190 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:09:52 ID:???
- >>155
ユートはファウル。笑った
話進んでねええええええええええええええええ
- 191 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:11:46 ID:???
- 「同盟を結ぶというのはあなたにとって苦肉の策でしかなかったんでしょう。
そもそもそんな必要はなかったのだから。
華鼬を立ち上げてから数年になりますが、今までお互いこの街でやってきて
仕事がバッティングすることもなかったし、特に対立関係にあったわけでもない。
お互い勝手にやっていればよかったんだ。しかし鈍堕華という反乱分子が大きくなりつつ
あった為にあなたは同盟を結ばざるを得なかった。
しかしいきなり話を持ちかけても華鼬が乗って来るとは思えない。
何の脈絡もなくそんな提案をすればこちらに怪しまれ、痛む腹を探られ弱みを見せるだけだ。
そこであなたは先月のなんとかいう男が殺された事件をでっちあげた」
名前は確か……なんだっけ?
と、記憶をたどるが思い出せない。
するとそれまで黙っていた座玖屋がようやく口を開いた。
「……ユーモリのことですかな」
そうそう、そいつだ。
どうでもいいけど変な名前だな。
- 192 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:11:49 ID:???
- 殺人事件とどうからむのかとか
- 193 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:14:11 ID:???
- はい最も影の薄い犠牲者ユーモリ出ました
- 194 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:15:03 ID:???
- 忘れてた
- 195 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:15:39 ID:???
- 「そのユーモリという男を殺した犯人は捕まっていない。
犯人はおそらく座玖屋ファミリーの人間が犯人でしょう。もちろんあなたの差し金で。
ユーモリが死んだせいで仕事がやりにくくなった、という大義名分を作りあなたは
華鼬に同盟を持ちかけるきっかけを演出したんだ。
……ついでに言うとそのユーモリも邪魔な存在だったんじゃないですか?
もしかすると鈍堕華派だったのかもしれませんね。
ファミリーの幹部でもあり、それに魚鎮組とかいう組の幹部でもあったとか。
そんな奴放っておいたらいつか面倒なことが起きるかもしれない。
だったらいっそのこと始末してしまえば一挙両得だ。
まぁその辺の事情はどうでもいいことですが。
同盟を持ちかけるにあたってあなたが懸念した要素は幾つかあったでしょうが、
最も不安だったのが他ならぬ自分という存在だ。
さっき言ったようにあなたが頭のままなら同盟はあり得なかった。
それに自分が代表のまま同盟を結んでしまった場合、反発した鈍堕華に狙われる可能性があるし
華鼬が乗っ取りにかかってきた場合やはり自分が狙われる。
きらたまなら扱いやすいし、その気になればいつでも当主の座から降ろすことが出来る。
撒き餌としても隠れ蓑としても最適な人選ですね。
娘だから、という理由で跡目を譲るのは至極尤もな理由でしょう。
ですがどう考えても彼女はその器ではない。あなたが口で何と言おうが
僕から見ればあの子はただの女の子だ。組織のトップに立てる器じゃない。
No.2である鈍堕華を選ばなかった理由は愛人の子だから、というだけじゃ無理がある。
組織としての運営を考えるならやはり彼を選ぶべきでしょう。
それをしないというならそれなりの理由がある……ということです」
長々と語ったが証拠もなく仮説でしかない。
だが、座玖屋が表情が徐々に強張らせ始めていることが僕にとって何よりの証拠だった。
- 196 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:17:27 ID:???
- 図星ッ!
- 197 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:19:42 ID:???
- 珍しく長く喋るな
きらたま脇役になっちゃうなこのままだと
- 198 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:21:27 ID:???
-
「……実に想像力が豊かですな、九州さんは。
ですが九州さんが仰ったことは全て想像の範囲を超えていません。
私が身を引いた理由やきらたまに跡目を譲った理由、
鈍堕華に譲らなかった理由も華鼬と同盟を結ぼうと思った理由、全て最初にお話しした通りです」
散々考えてそれか。
小便のような言い訳だな。
まぁそれぐらいしか言えんだろうとは思っていたが。
「ですがおかしいですな」
「なにがです」
「九州さんは“腹を割って”と仰いましたが、これじゃただ一方的に九州さんが深読みしているだけで
打ち明け話にも何もなっていませんな」
座玖屋はいやらしく笑うが、その笑みは硬い。
僕の言っていることを全て認めた上で、その先を話せと言いたいのだろう。
「今あなたにとって最も恐ろしいのは華鼬との同盟が破棄されることでしょう」
僕のこの一言で座玖屋の作り笑いは瞬時に消え去った。
- 199 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:22:16 ID:???
- 逆転の一手やな
口でやる将棋みたいになってる。こういうのは凄く好き
- 200 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:22:58 ID:???
- 7七歩は初期配置だったんですよ
- 201 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:24:23 ID:???
- 「今更そんなことを……」
「それであなたが怒ろうと知ったこっちゃない。
法的な効力があるわけでもないし」
「この世界で、こういう決まり事というのは口約束でも成立するというのもご存じないのかね」
「知るかよそんなもん」
「なんだと……」
「文句があるのならいつでも仕掛けてくればいい。
それでひとまず鈍堕華派との抗争は回避出来るだろう。
親子仲良く手を取って向かってくるがいい。
ただその後、今度は親子同士で優勝者決定戦だ。
そうなったら最後に勝ち残るのは誰かな?
その頃には鈍堕華も今より力をつけているかもしれないし、
華鼬との抗争で何故か鈍堕華派だけがほぼ無傷ということもあり得るがな」
「貴様……」
座玖屋は顔を醜く歪めて立ち上がり、じりじりと後ずさる。
「ふっはははは。ようやく化けの皮が剥がれてきたなクソ狸が。
どちらにせよもう高見の見物を気取っていられる状況じゃないことに気付いたか?」
「同盟を破棄すればただじゃ済まないのはお前にとっても同じことだ」
「そんなものは百も承知だ。だから何だ? 僕もお前もどうせ死んだら糞袋だ。
何も恐れることなどない。お前のように理で人の生き死にを仕切ろうとする輩に
踊らされるぐらいなら肥溜めに落ちて窒息死する方が七億倍マシだ」
「正気か……」
- 202 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:26:16 ID:???
- 糞袋って表現
- 203 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:26:55 ID:???
- 煙が土か糞袋
- 204 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:28:25 ID:???
- 友成純一を思い出した。読んだことないけど。
どす黒い!
- 205 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:28:40 ID:???
- >華鼬との抗争で何故か鈍堕華派だけがほぼ無傷ということもあり得るがな
ここすごい
- 206 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:29:22 ID:???
- 顔色を失った座玖屋は床の間に飾られていた日本刀を手に取り、
無言で鞘から刀を抜いて剣先を僕に向ける。
鈍く光る剣先が眼前に突きつけられた瞬間、僕の中の何かが弾けた。
「ほら、怒れ怒れ! そうやって本性むき出しにしている方が
よっぽどその間抜け面に似合ってるぞ小悪党が!」
感情のぶつけ合いの行き着く先に待っているのは生と死の境目だ。
僕は自分で自分の言葉に酔い、座玖屋は真剣を握る自分に酔う。
原始的エキサイトだ。これがリアルだ。お為ごかしは明後日の方向に蹴り飛ばしてしまえ。
自分を含め命の存続に関わる瞬間と向き合うことで生きている実感を得られるということを
僕は誰よりも知っているつもりだった。生きてるって素晴らしい。失禁しそう。
「何が望みだ……」
「お前の望みは何だ」
僕は質問に質問で返す。
座玖屋は歯がゆそうに顔を引きつらせるが、今この場の主導権を握っているのは僕だ。
- 207 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:29:48 ID:???
- テンションすげえやべえ
- 208 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:30:59 ID:???
- チ マ チ マ と 盛 り 上 が っ て ま い り ま し た
- 209 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:31:07 ID:???
- これ書きながら失禁あるいは何らかの汁を垂らしたに違いない
- 210 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:32:05 ID:???
- 「それを聞いてどうする気だ……」
「どうするも何も、最初から言ってるだろうが」
「なに……?」
「腹を割れ、と言ってるんだ。今更体裁気にしても意味がないだろう」
「ちっ……」
これ以上の駆け引きは時間の無駄でしかない。
どうせ今僕に向けている刀もハッタリなのだ。ある意味では残念なことに。
感情に任せてこの場で僕を殺すような奴なら話にならないが、
座玖屋は絶対にそんなことはしない。
僕がそう考えていることが伝わったのか、座玖屋は忌々しそうに舌打ちをして刀を鞘に収めた。
「少し勘違いしているようだが、大体はお前の言った通りだ……」
「認めるんだな」
お互いに素は見せ合うこの瞬間を待っていた。
もはや建前は無用。損か得かを好きに判断して選択するのはこのオッサンの勝手だが、
そんなことよりもまず、本音を聞きたかった。
- 211 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:33:39 ID:???
- この人しょっちゅう失禁しとるやないですか
- 212 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:34:20 ID:???
- そうなのか!
- 213 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:35:09 ID:???
- 「何をだ」
「きらたまと鈍堕華の二人……息子と娘、家族を、道具としか見ていないと認めるんだな」
「……好きにとればいい」
「つまりお前はあの二人を愛してはいないんだな?」
「馬鹿馬鹿しい。そんなものが何か役に立つのか」
「ふはっ……」
「なに?」
思わず笑いが込み上げ、堪え切れず吹き出してしまった。
ほら見ろ。やっぱり僕は正しかった。
家族愛などないと証明されたのだ。
あとは今座玖屋が言ったことをきらたまに聞かせてやればいいのだ。
あの娘はどんな顔をするだろう。
ショックで泣きだすのだろうか。
それとも発狂して暴れ出すのだろうか。
そんなきらたまの姿を想像してみたが、どういうわけか少しもワクワクしてこなかった。
- 214 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:36:18 ID:???
- 出たよ。デレの無いツンデレ
- 215 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:36:52 ID:???
- 刺激になる
- 216 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:37:07 ID:???
- あれ?
なんでだ。
それが目的だったはずだろう……。
座玖屋は僕の期待に応えてくれたのだ。
思っていた通り、娘に対しての愛情なんてこれっぽっちも持ち合わせていない
クズ野郎だったとはっきりしたじゃないか。
それなのにどうして体が重い。
なんだかとても不思議な気分だ。
さっきまで上がりっぱなしだったテンションは一気に降下している。
それどころかものすごい脱力感に襲われ始めた。
急に足に力が入らなくなって僕はその場にへたりこんでしまう。
「……おい」
座玖屋が何か言っているが聞こえない。
胸の奥にわだかまっていた何かをスプーンでさっくりと削り取られたような気がした。
ある意味すっきりしたのだが、代わりにひどく歪な物をすっぽりと空いたそこにねじ込まれたような。
- 217 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:40:34 ID:???
- え、どうした
- 218 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:41:26 ID:???
- ハナデレ
- 219 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:42:05 ID:???
- 「おい」
「あ……?」
「それで……どうしろと言うんだ」
「あぁ……」
──生きることを希望とするのなら。
やはり死ぬことは絶望なのだろうか。
何故かそんなことを考えた。
「お前の望み通り腹を割って話してやる。
俺は鈍堕華を潰したい。それには悔しいがお前ら華鼬の力がなきゃどうにもならん。
今同盟を破棄されたらお手上げよ……何でもって訳にはいかねぇが、
条件次第じゃ飲んでやる。言ってみろ」
希望があるから絶望するのだ。
ならその逆は……そう思っていた僕こそが泥沼にはまっていたのだった。
- 220 :外伝書き ◆X2rQHL2B4w :2008/09/07(日) 01:42:07 ID:???
- 怒涛のレズ展開
- 221 :外伝書き ◆X2rQHL2B4w :2008/09/07(日) 01:43:03 ID:???
- 座玖屋ほったらかしすぎカワイソス
- 222 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:44:21 ID:???
- この人どこまで百合好きなんだろう
- 223 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:44:30 ID:???
- むぅ
- 224 :まりあ ◆BvRWOC2f5A :2008/09/07(日) 01:45:09 ID:???
- 「そうだな、じゃあ……」
あの娘は絶望の中に希望を見出すことは出来るのか?
あの時の僕のように。
そしてやっぱり、きらたまは僕と同じ答えを出すのだろうか。
それとも、僕とは違った答えを出せるのだろうか。
「きらたまを殺してくれ」
こうして僕はまた何かを期待して、どうせまた裏切られるのだろう。
そんなことは骨身に沁みるほど知っていたけれど。
- 225 :外伝書き ◆X2rQHL2B4w :2008/09/07(日) 01:45:47 ID:???
- ヤンデレキタ━━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(゚∀゚)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━━!!!!!!
- 226 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:46:44 ID:???
- うあぁ
- 227 :ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/09/07(日) 01:47:38 ID:???
- 燃え上がった後泣きそうになりました
悪夢がみれそうです!
- 228 : ◆K.tai/y5Gg :2008/09/07(日) 01:48:39 ID:???
- 次回の展開が読めすぎた
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